勝手な達成感

『自分の勝手な達成感と、子どもの笑顔と、周りの人への感謝のために、私はここにいたいんだろうなと、思います。』

ある大学生ボランティアの言葉だ。

「勝手な達成感」という感覚はとても重要だと思う。

「子どもを相手にする」ということと、「ボランティアをする」ということはどちらも優越感を感じやすい要因の一つであると思う。

ただそこに甘えて、「してあげている」という感覚になった途端、方向性は失われ、クオリティは下がるどころか、悪影響を与えてしまう。

自分が優越感を感じるのは決して悪くないことだけど、そこが第一の目的になってしまってはいけない。

優越感も達成感も、あくまで勝手に感じているもの。

特に何かを教える立場に立つ人にはそういう自覚が必要だと思う。

(おかたく)