機能美

昨年10月に尼崎から西宮に引っ越した。今は事務所から自転車で3分ほどの場所に住んでいる。
引っ越して一番うれしかったのは、伊丹空港から離陸した飛行機を間近に見れることだ。尼崎でももちろん見ることはできたが、西宮の方が伊丹空港の離陸航路に近く、やはり頻繁に、かつ大きく見える。あのエンジン音を聞くと、どうしても空を見上げてしまう。

よく、なぜそんなに飛行機が好きなのか?と聞かれる。その答えは、いつも美しいから。例えば、咲き乱れる桜や一面に咲いているタンポポも美しいとは思う。しかし、飛行機の美しさは別格だと思う。空を飛ぶために、その知識のすべてを結集して作られたボディ。軽さ、丈夫さ、力学。まさに自然と科学が融合した形。それが飛行機だと思う。

事務所で作業をしているときも、いつもそんな機能美を考えている。どんな表が美しいか?どんな美しい理論を作れば、みんなを納得させられるか?この美しさは、神様が人類に与えた本当の美だと思う。