支援

働いていると『支援』という言葉をよく使い、よく耳にします。
私もよく使います。

実は私は『支援』という言葉を使うのが少し苦手です。
なにか支援という言葉は国語辞書に掲載されている意味以上の意味を持っているような気がしてしまって
ちなみに辞典では「力添えをし助けること」と意味らしいです。

私の中で『支援』をするということは、かなりの責任を負うように気がして気軽に使うことができない言葉になりつつあります。

『支援』するにはかなりの覚悟と継続性が必要ではないかと思っています。
もちろん支援をする人によって、できる幅が限られているとも思います。
でもその中で『支援』をすると選んだ以上、相手がもういいよって言うまでやるくらいの覚悟が必要だと感じています。
でも世の中には自分の都合がいい「支援」が存在しているような気がしています。
支援している自分が好きだからという「支援」が存在しているような気がしています。

ほんとに自分が支援されると思っている人は助けを求めているだろうか?
ほんとに自分がしている支援は支援されている人の力添えになっているだろうか?
そもそも支援を『される』とか『する』とかってなんなんだろう?
この言葉すら支援する側とされる側での上下関係を暗に決めているような気がしています。

もしかすると考えすぎなのかも知れないけれども、何かの書類にたった2文字の「支援」という文字を打ち込むたびにこんなことが脳裏をよぎります。

自戒を込めて

松本