スタートラインの平等

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

松本です。

新年1回目のブログなので少しまじめに

少し時間は遡りますが年末に当法人が運営する生活保護世帯の学習支援事業に行く機会がありました。

私は前職でも経済的に裕福ではない家庭の子どもたちの支援活動をしておりました。
今も幸いなことに形は違いますが同じ境遇の子どもたちへの支援活動に携わっております。
しかしながら事務局仕事が多くなかなか現場に行く機会はありませんでした。

さて、今回久々に現場に行ってみて感じたことはほんとうに見た目では子どもの状況がまったくわからないなということでした。
着ているもの、持っているものは私がよく道で見かける子どもたちとまったく同じ。
ありきたりな感想ではありますが率直にそう感じました。
このような仕事をしている私でさえこのように感じるのですから、このような仕事に携わっていない人ではなお更気づきにくいことかと思います。

私はこの仕事に携わる前は「貧困」=「アフリカにいる飢餓の子どもたち」を想像していました。

しかし日本にも貧困という状態にいる子どもたちが存在していることを知りました。
『子どもの貧困』は今でこそメディアに多く取り上げられ、ニュース等でエピソードも出てきており、
少し想像がしやすくなってきましてたが、少し前までは本当に想像しにくいものでした。
どこにいるんだろうと正直思ったこともあります。
しかし実際に教育クーポン事業や無料学習塾、こども食堂等の多くの事業に携わっていく中で、
多くの子どもたちにそれぞれの活動に応募いただき、私自身その存在をしっかりと認識していきました。
しかし関わりを持つ中ですべての子どもたちに思うとそれぞれの事業ではなかなかすべての子どもたちにリーチすることはできないなと感じてきました。
それぞれの置かれた環境、状況、事情が違い、それぞれ必要としている支援も違ってきます。
そのためどのような関わり方がいいのかという部分についても少し悩んだりしています。
もちろん自分の団体だけではすべてを網羅することは無理だということも理解しながら

先日、理事長と話をする中で「スタートラインの平等」という話がでてきました。
「スタートラインの平等」
BHではボランティアにしてもスタートラインの平等を大切にしているなとふと思いました。
子どもでもボランティアでもBHという組織は『スタートラインの平等』をキーワードに活動しているのだなと

さて、こどもの話に戻り、スタートラインの平等という言葉を念頭に今年1年どのような関わりができるかを考えていきたいと思います。
少しまとまりのない話になってしまいまいたが初心表明までに

松本