最大限の効果を

5月に入り、私の勤務体系が大きく変わり、週5のうち、4日間を神戸市にある事業所で勤務することになりました。

この事業所は私が職員になったときからずっと担当しており、
中高生が放課後や休みの日にやってきて、勉強やゲームなどをして過ごす場所である。
昨年度は年間1万人もの利用者があり、常に中高生達が集まって、思い思いに活動している。また中高生のボランティアで夏祭りやクリスマス会などの地域の子どもたち向けのイベントも行うので、大学生にはない中高生の発想やパワーにも接することができる居場所である。

そんな楽しい場所なのですが、今までは本部の業務もあるので、なかなか現場に行くことが出来ず、月に一回のスタッフ会議やイベント関係がある時以外は現場の職員に任せてしまっているという現状でした。

私がここの担当になった時に頼生さんから言われた言葉があります。
「最小限の労力で最大限の効果を求める。それがBHだ」
入ったばっかりですべてに全力でやろうとして失敗ばっかりしている私に、少し違う視点をと思ってかけてくれた言葉だと思うが、
当時はすごく為になったし、頼生さんやつるさんの先輩の仕事の仕方を見ながら学ぶ機会になりました。

でも昨年くらいからは少し考えが変わり、ある疑問が出てきました。
「もし最大限の労力を注げれば、もっといい効果がでるのではないか」
当たり前の事かもしれないですが、仕事をやっていく上で、自分の力をどこにかけるのかはとても大切で尚かつ難しいです。
もちろん前に比べて、仕事が出来るようになったとか余力がでてきたとかそんなことは全くありません。

でも休みにボランティアの学生会議に参加してみんなでワイワイやるだけでも少し変わって来ます。
当初は数名しかいなかったボランティアメンバーも今では30名ほどに増えました。

かなり小さなことかもしれないですが、ほんの少しの行動で成果が変わるのだと思います。

ずっと仕事をしていくといかに労力をかけないかに目がいきがちですが、
どうすればもっと効果がでるのかにも今後考えていきたいと思います。

(片岡)