震災から20年

今週は、他の職員も書いているように、どうしても「震災から20年」をテーマにせざるを得ない。

今から20年前、当日私は中学校2年生だった。
まだ寝ていた私は、大きな揺れで起こされた。初めは何が起こったのかなかなか理解できなかったが、テレビに映し出された「倒れた阪神高速」を見て、とんでもないことが起こっていることを理解した。

震災から20年。今でもしっかりと覚えていることがある。震災後、しばらく休校が続いた2週間後、ついに学校が再開されることになり、全校生徒が久しぶりに礼拝堂に集められた。宗教主事であったその先生が語った言葉が今でも思い出される。

私は、宗教主事として今回の震災も神様の意思によるものだと思っています。
震災では多くの方々が亡くなりました。
その方々が、なぜ亡くならなければならなかったのか。
神様のどのような意思が働いているのか、私にはわかりません。
皆さんに説明することはできません。
しかし、1つ言えることは、神様は私たちが乗り越えることができる試練しかお与えにならないということです。
みんなで、この震災を乗り越えていきましょう。
(たなか)