一さじの粥

あけましておめでとうございます。
本年も当法人をよろしくお願いいたします。

さて、再開2日目の今日は、ちょっとした事件が発生。
午後に、事務所トイレで嘔吐し、身動きがとれなくなった学生ボランティアが発生したため、救急車を要請することになりました。幸い大事には至らず、病院で急性腸炎の診断と治療を受けた後、自宅に戻ることができたようです。
職員はじめスタッフは、普段より傷病等の緊急時の対応訓練をしているものの、いざという時には、やはり少しの焦りがでてきます。少し迷いながらも救急車を呼び、その後はもしものことを考え、二次感染等の予防対応が速やかに行われました。

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そんな事務所にいながらも、実は私も胃を押さえながら仕事中。
年末からかなり胃の調子が悪く、本日も絶不調です。絶食し治すべきと分かりつつ、つい正月のお酒とご馳走に箸がのびてしまいました。

北村家は、例年、この12月前後が鬼門で、母親を筆頭に必ず誰かが腸炎傾向に陥ります。昨年も1ヶ月の間に、次男、長男と続き、私へとバトンが渡されました。子どもが嘔吐するともう大変です。対応やその後の面倒もさることながら、絶食や貧食ロードに入るのが辛いところです。嘔吐すると、1日以上は、イオン水や苦い飲み薬を、数分間に小さじ1杯のスピードでちびちびと飲み口を潤します。その後も、3〜4日は、七分粥とうどん生活が続きます。

「みんなも食べないで!!」
これが食を断たれた我が子の決まり文句。
そう、これで家族全員が巻き込まれます。
さすがに、スプーン数口ではやっていけないので
一人ずつ裏の部屋に姿をくらまし、こそこそ瞬時に食します。
トイレで煙草を吸う高校生の気分です。

「カレーが食べたいんや〜!!」
怒りが絶頂に達した息子はベランダから空に向かって叫ぶようです。
子どもには、あと少しの辛抱となだめるしかありません。
一方、今の私。
本来は同じく絶食し、薬や粥をさじでちびちびしないといけない状態。
家では口が裂けても言えません、、。
何とか食を控えながらも、薬と気合いで治したいと思います。
末筆ながら私も皆さまも健康な一年が送れることを祈ります。

(北村)