今日も淡々と

2年前、大きな悲劇が起こった日でした。個人的にも深い関わりのある地域だったので、他人事ではありませんでした。

2年後の今日、テレビのニュースでは当時のことをショッキングな映像を交えながら伝えています。キャスターは現地に入り、現地の名産を食べながら今の復興の様子をインタビューしています。あのキャスターの薄っぺらさと嘘くささは一体なんなんでしょうか。

今日という日を、どう過ごせばいいのか分かりません。自粛ムードであるべきなのか。わざわざ震災のことを口に出して他人と喋らなければいけないのか。よく分かりません。

ただ僕たちにできることは、今日という日に与えられた役割を淡々と行うこと。今日は、2012年度最後のカタリ場です。関西でのカタリ場は、阪神大震災のときに生まれた子どもたちが高校生になったときに生まれました。このような活動をそれぞれが与えられた場所でしっかりと行い、いつか東日本大震災の年に生まれた子どもたちにもカタリ場や様々なプログラムが届けられるよう、今日のこの現場を学生たちと駆け抜けます。(鶴巻)