ワークキャンプ引率

先週末から2泊3日、石巻にて復興ワークキャンプの引率をしてきました。行きも帰りも学生と一緒に関西−石巻の夜行バスはさすがに身体に堪えます。先ほどようやく西宮に到着しました。
これは宮城県から補助金をいただいて通年で行っている事業で、今回が最後の実施となりました。参加者は過去最多の56名。「いつかいつかと思っていたが先延ばしにしてしまっていて、ようやく被災地に来れた。」という学生も多くいて、こうして2年が経とうとしている時に、被災地のことを忘れずに参加した学生たちを心強く思います。
ワークは人数が多かったため、砂浜の清掃などの大規模なものを行いました。なんとか生活はできるといえども、まだまだ日常の生活は戻ってきていません。かつてのきれいな砂浜、子どもや家族が楽しめる砂浜に戻せるようたくさんのごみを拾いました。
「どうやって被災地へボランティアへ行っていいか分からない」という宮城の学生がいました。きっと、何か大きなイメージがあって、もっとも効果的なボランティアを紹介してほしいということなのかもしれません。でもそんなことは幻想に過ぎなくて、それぞれがそれぞれの場所でやっている小さなことが、いつか大きな結果となり、復興になっていくのだと思います。学生たちはこのワークキャンプでたくさんの団体と知り合いました。ぜひ「知ってしまった」人や場所に、継続的に関わってくれたら嬉しいなと思います。それがきっと地に足ついた復興に繋がっていくのだと信じています。(鶴巻)