ワークを選ぶ

今月から、県からの委託事業である地域で学習支援事業を行っています。先週2回分の学習の様子を見て、この土日は本屋へ行き彼らに合うワークを探していました。
子どもたちの手元を見ていると、本当にたくさんの発見があります。例えば小学6年生の女の子で、ぱっと宿題を見ただけでは、満点を取れていてよくできているように見えます。しかしよく学習を観察すると、2桁の足し算になると必ず筆算を脇に書いている、引き算にいたっては2桁引く1桁の計算で手を止める時間が長く、かなりの時間を要しているなどです。これではおそらく中学に上がり、分数計算を含めた方程式などの複雑な計算に進むと、計算の処理スピードの遅さやミスによって学習が相当苦しくなることが予想されます。これは多くの子どもたちが中学、高校へ行って数学ができなくなる大きな要因の1つだそうです(まさに自分もでしたが・・・)。
こういう場合のワークは、文章題なども含めた全体補助型のものではなく、筋トレのようにただひたすら計算処理をする問題集を買うのがいいのですが、中々合致するものがありません。今の時点で1年生レベルの計算から正確に、「早く!」処理できるようにして、土台を強固にしてから中学校に進んでほしいものです。(鶴巻)