尼崎市長とご一緒に

今日は稲村和美尼崎市長にお招きいただき、市役所で市の幹部の皆さまと懇談の機会をいただきました。実は市長とは学生時代からのつながりで、阪神・淡路大震災後、市長は神戸大学でボランティアセンターの設立に奔走されていたころ、私も関西学院大学で子ども達の支援活動を行っていました。ほぼ同年代の、いわゆる震災世代ということで色々と接点がありました。
今回はBrainHumanityの活動についてお話させていただくとともに、特に子どもの貧困の問題について意見交換などをさせていただきました。市長曰く、尼崎には数多くの課題が山積しており、いわば課題の先進地とのこと。確かに尼崎には環境汚染、貧困、産業の衰退など日本全体が抱える課題が凝縮されています。そのような場所だからこそ、社会起業家と呼ばれる人たちの活躍の場はどこにでも存在しています。それを踏まえ、市長も尼崎をソーシャルビジネスの集積地にしたいとのお話もいただきました。本当に面白そうな話です。
その後は、市民の方々などが自由に参加できるソーシャルドリンクス尼崎というイベントにご一緒させていただきました。この試みも非常に面白く、毎月1回、社会起業家などのゲストを招いて、その話を聞きながら、食事をして、自由に意見交換を行うというものです。全国広しといえども市長と自由にお酒を飲みながら意見交換できる場があるというのはあまり例を聞いたことがありません。
そんな若くて熱い思いを持った市長に私も微力ながらこれからも協力させていただきたいと思っています。なんだかワクワクします。ちなみに翌日も市長と一緒に兵庫県立大学地域創造機構オープニングシンポジウムでお話させていただきます。学生時代のご縁がこうしてつながっていることに面白さを感じています。(のじま)