マレーシアに来ております

先週はインドにいましたが、今日はマレーシアボルネオ島です。当会が企画している中高生マレーシア植林ワークキャンプの引率です。
もう7、8年くらい前からこの村に来ていますが、徐々に発展しているのが手に取るように分かります。昔は電気も通っていませんでしたが、昨年の年末あたりについに電気が通りました。
やはり電気というのは人々の暮らしを大きく変えてしまうようで、村の家にはそれまでなかったテレビや冷蔵庫などが揃えられていました。この村はサバ州の州都コタキナバルから車で5時間ほどの人里離れたところで、主たる収入は農業という貧しいところです。そこに電気が通ったことで、村人はこぞって電化製品を買っています。そのほとんどがローンでの購入だそうです。おそらく、その返済はこの村人たちの家計をこれから大きく圧迫していくことになるでしょう。
確かにインフラの整備は人々の暮らしを豊かにしますが、一方で新しい貧困を生み出すことも事実です。なんだか複雑な気分です。(のじま)