歴史の教訓

昔から、歴史が大好きでした。
私の高校卒業論文のテーマは「諸葛孔明の光と陰」。三国志に登場する軍師諸葛孔明は、本当に名軍師だったのかを検証するという内容でした。結論として私が導いたのは、「孔明は名宰相であったが、名軍師ではない」ということです。

孔明が最も優れていたのは、ルールを定める能力、つまり法整備です。どのようなことが賞罰に値するのかを細かく定め、それを自国内で徹底しました。「泣いて馬謖を斬る」という言葉が今日でも残っているほどです。きっちりしたルールを作り、それをきっちり守らせる。それが、その組織を強くするということを、孔明が教えてくれています。

BHも規程=ルールの多い組織だと言われます。それはときに窮屈なイメージを与えます。しかし、そのルールはなぜできたのかを考え、それをきっちり守っていく中で、強固な組織ができるのではないかと歴史は教えてくれているように思います。(たなか)