ガリバー旅行記

先週末は子どもが生まれて以来初めての宿泊旅行を友人としてきました。行き先は琵琶湖付近。おもしろいアトラクションなど存分に滋賀を満喫し、宿泊先の「ガリバー青少年旅行村」に行きました。ここは自分が巨人になった設定であらゆるものが小さいゾーンや、自分が小人になってまわりのものが全部巨大なゾーンがあったりとコンセプトはおもしろい施設なのですが、やはり指定管理が入っているとはいえ市の施設。不思議がいっぱいでした。
ガリバーの不思議 その1「心に隠した客への希望」
管理棟は22時までと記載してあったのですが、受付時に「22時までなんだけど、なるべく早く済ませてもらえると助かるんだよねー。」という緩さ。この台詞をいただいただけで、仲間との会話が弾みます。
ガリバーの不思議 その2「バーベキューサイトは空気イスで」
私たちはバンガローに泊まりました。バンガロー1つに対してバーベキューサイトが1つついているというセレブな感じですが、実際は机の横にコンロが付随してあるという非常に使いにくい構造であり、バーベキューサイトというよりはカレーサイトと言った方が正確なのではという造りです。当然ながらいすに座ったまま焼くことができないので、各自肉を1枚箸で掴んでは2メートル先の網まで移動し置き、空気イスで耐え、サイトの電球がコンロと逆サイドにあり光が届かないので焼けたかの確認ができないまま勘を信じて食べるという構図。連帯感が高まったのは言うまでもありません。
ガリバーの不思議 その3「敷き布団という名の掛け布団」
私たちが泊まったバンガローには、布団がありませんでした。なぜか薄い掛け毛布的なものが2枚支給され、1つは床に敷き、1つは身体にかけるという衝撃。これはまるで昼下がりの昼寝at畳の様相です。テント泊以下の装備で寒さに震え、身体がばきばきになりながら夜を過ごしました。
民間施設であれば敷き布団がないというのは即クレームで改善されていそうなものですが、やはりそのあたりは市の施設なのでしょう。今のご時世はなんでもかんでも民間におろして競争にという流れで、それには反対しませんが、ディズニーランドに行っても意味不明な事件はまずないでしょう。この行政が運営するが故の意味不明感は旅の思い出を色濃いものにしてくれると思っています。またおもしろい施設に出会っていきたいものです。(鶴巻)