中高生のちから

 今日は昼から3ヶ月ぶりに、ユースステーション垂水のスタッフ会議に参加してきました。中高生の居場所及び活動拠点として、神戸市が設置している施設で、当会が委託事業として運営しています。2011年度の利用実績は、6000人弱。1日あたり20人弱。まだまだ他区と比べると人数は少ないですが、着実に地域に根ざしてきていると感じています。
 今日の議論の中心は、そこで活動する中高生ボランティア実行委員会のこと。初年度は0人、その後も数人だったのが、今では40名を超える大所帯となっています。近い将来、ミニブレヒュー@垂水となってもおかしくない勢いです。特に昨年からは、活動メンバーがその友人を呼び、会議を経るごとに増加してきました。既に今月15日に、今年度の初回会議が開かれ、従来の夏冬のイベント以外に、自分たちに出来ることをもっとしていこうという話になり盛り上がっていたようです。一番に挙がったのは、「ボランティア」というキーワードからの発想で「地域のゴミ拾い」。その他にも、今までにはない施設外での活動など、色々案が出ていたようです。
 また最近では、自分の特技を活かした活動への関わりがあったり、「部活よりもユースに行きたい」という子も出てきたりと、積極的な様子が伺えます。どうしても中高生は部活や塾など時間的な制約がありますが、限られた時間の中で、同じ目的のもとに集まった仲間と、自己を実現する時間を今後も過ごしてもらえればと思っています。話が脱線することも多い彼ら彼女らですが、とにかく活動中は目が輝いています。年齢や性別や立場など関係なく、意見をぶつけ合っています。自由な発想で怖いものなしです。
 なかなか大学生とは違い、関わりが難しい部分もありますが、彼ら彼女らの自由な発想と自主性を損ねることなく、団体の活動としても折り合いをつけながら、じっくり進めていければと思っています。もう来月には、垂水駅前の商店街でゴミ拾いする若者の姿を見ることでしょう。(きたむら)