ハタチまで

本日で東日本大震災から1年を迎えることとなります。被災者の皆には心よりお見舞い申し上げます。
当会におきましても、この1年間で各種プロジェクトへの参画や支援団体の設立等を行なってきましたが、地理的なこともありまだまだ十分なものとは言えません。その活動の一つに、「チャンス・フォー・チルドレン」も名を連ねる「ハタチ基金」があります。震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事ハタチを迎えるまでサポートを続けるという取り組みです。子どもの成長段階に応じたプログラムを、現在4つの団体が実施しています。
ご存知のとおり、当会の前身である「関学学習指導会」も、17年前の阪神・淡路大震災を転機として、その活動の幅を広げてきました。その時の思いもハタチ基金と同様に、当時0歳だった赤ちゃんが20歳になるまで支援しようというもの。現在では直接的には活動はしていませんが、国内外の災害時には僅かながらではありますが、学生たちが力を注いできました。
そう言えば、昨年12月のイベントにおいて、学生スタッフの弟が参加者としてやって来ました。聞くところによると、彼はまさに阪神・淡路大震災の当日に関西で生まれた現在高校2年生でした。その出会いに昔のことを思い出すとともに、BrainHumanityとしての今、そして来年度以降の被災地での支援活動に思い巡らす時間となりました。20年になるのか、それ以上になるのかは見えないところですが、今後も会の歴史を忘れず、継続的な支援を行なっていければと思います。(きたむら)