読書2

「今日の事務局」という名のこのコーナーですが、実は私、今週月曜日にインフルエンザと診断されたため、当会の規程により23日より事務所に入室禁止、BH関係者と接触禁止ということで、この1週間は自宅で寝るか、本を読むかの生活をしていました。

23日の「今日の事務局」(鶴巻担当分)の中にも読書のことが触れられていますが、私も昔から本が大好きで、常にカバンの中には1冊何かしらの本が入っています。といっても実用書好きの鶴巻と違い、私の好みは専らミステリー。基本的にミステリー以外は一切読みません。

今回もこのインフルエンザ休み中は、米澤穂信さんの「折れた竜骨」(東京創元社・2010年)を読んでいました。映画化された「インシテミル」で有名になった米澤穂信さんの新作ですが、「魔法や伝説が実在する世界で、論理・推理は成立するのか?」というテーマに真正面から向き合った作品で、なかなかに楽しめました。

活字離れなどというようなことも言われる今の時代ですが、若い人が本を読まないという印象はまったくありません。ただ、読む人と読まない人の分離が進んでいるということは非常に感じます。たまには本でも読んでみよう。そんな感覚で構わないので、カバンの中に1冊くらいは何か文庫本を入れておいて欲しいものだなと思っています。(田中)