とある母子生活支援施設にて

 先日お伝えした児童養護施設に続き、今月にもある母子生活支援施設から、学習指導員の派遣依頼をいただきました。先週5名の講師が無料体験授業を行い、施設からも継続の了承を得たので、今日はその契約に行ってきました。
 母子生活支援施設とは、児童福祉法に基づいてつくられた児童福祉施設です。配偶者に先立たれたり、離別された方で、18歳未満の子どもを育てているお母さんや、これに準じた事情のあるかたが入所しています。 単に住居としてでなく、特にお母さんと子どもの生活を安定させ、子どもが健やかに成長できるよう生活全般にわたってさまざまな支援をしています。またドメスティック・バイオレンス(DV)被害者保護においても、一時保護施設としては、母子生活支援施設が最も多くなっており、DV被害者の保護から自立支援を進めるための重要な施設となっています。
 児童養護施設の高校受験合格と同様に、ここでも各人の目標を達成できるように、当会としても全力で支援してきたいと考えています。また両施設とも、経済的や環境的に勉強が取り組みにくい状況であることも聞いています。当会が取り組む「CFC(Chance For Children」プログラムとも連携しながら、事業を進めていきたいと思います。(きたむら)