ブロッコリーから

 最近ベランダには、ブロッコリーの苗が2つ置かれています。先日の農業体験プログラムで持って帰ってきたもののようです。
 私も前から野菜作りにはとても興味があり、今春も自宅付近の畑を借りようとしたぐらいです。イベントの関係で申請に間に合わず断念しましたが、来年には何とか始められればと密かに企んでおります。なお自宅がある高木地域には、田畑が多く残っており、毎朝菜っ葉の収穫行うご家族の姿を横目に見ながら、子どもを保育所に送っています。
 そんなこともあり、つい最近テレビの番組で、脱サラをして農業を始めたとある30代男性2名にスポットをあてた3時間の特番に見入っておりました。何ヶ月をかけて作ったキュウリ、その中でも形の整ったものだけを選び袋詰めをしても100円ちょっと。台風に何回も苗を折られながら作った南瓜でも数百円の世界です。仲介者をはさむとそこからまた値引かれます。3時間で彼らの半年を見たわけですが、本当に人の手がかかり、気持ちのこもった作物を私たちは日々いただいているのだと再確認しました。特に好き嫌いなく、美味しく毎回の食事をいただいている私ですが、翌日から一層感謝の気持ちを持ち、より美味しく食べることができています。先日の農業体験プログラムに参加した方はよりそういった気持ちを抱いたことでしょう。日頃キャンプ等で好き嫌いや食べ残しをする子を見かけることもありますが、前記の学びを得られるような事業を今後当会としても実施していければと考えています。
 とりあえず、私も来春以降に種蒔き、そして夏に収穫ができるよう、この冬に勉強に勤しむ予定です。(きたむら)