学校評議員

一昨年から兵庫県立西宮今津高校の学校評議員
務めています。


学校評議員とは学校教育法に基づいて各学校に設置されている
機関で、学校の運営等について意見を述べることが主な業務です。


今日はその評議員の業務として、
西宮今津高校に設置されている総合学科の発表会を見学し、
その後、評議員会にて協議を行いました。


発表会では、各生徒達から総合学科の学習内容や
課外活動プログラムについての説明が行われ、
ディベートなどの実演もありました。


その発表会を見て、強く感じたのは、
最近の高校生たちの表現スキルの高さです。


パワーポイントなどを使って、プレゼンテーションを
行うのですが、そのスライドの内容もわかりやすく、
口頭での説明も様々な工夫がなされており、
非常によくできたプレゼンでした。


ただ、その一方で、発表される内容自体については
いま一歩といったところで、
表現力の高さに比例して、洞察力や思考力が
養われるような教育プログラムがあれば、
非常に有効であると感じました。


もしかすると教育現場では、
成果が見えにくく指導が困難な思考力の指導よりも
成果が見えやすい表現力の指導に注力されているのかもとも
感じました。


自分の考えを的確に伝えるための表現力は非常に大切なチカラですが、
一方でその表現力を使って伝える内容自体をより深く掘り下げていく
チカラもそれ以上に重要だろうと思います。


こういった機会に学校での学びを直接、見ることができ、
日々の仕事にも大きく活かされているように思います。(のじま)