新春合宿が終えて

職員阪上です。

 若干遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
 今日は、事務所勤務ではなく、USJのすぐそばにおりました。

 昨日から、ロッジ舞洲というところで、全国の若手NPO社会的企業が集まり、2015年に向けた中期方針を立てよう!ということで新春から合宿を行っていたのです。

 北は宮城、南は大阪まで、12の団体から約30人が年明け早々から大集合でした。
 そういった普段出会えない様々な方から意見を聞けたこと自体、貴重な体験でしたし、なにより普段なかなか時間をとって話をすることが出来ない職員3人が、2015年の社会はどうなっているんだろう、うちの団体の社会的な役割は何なんだろうとじっくり話ができたことが一番貴重でした。

 さて、2日間かけて話し合った方針をかいつまんでご紹介すると、

 私たちは2015年、今後さらに所得格差が拡大し、貧富の二極化も更に進むだろう、という予測を立てました。
 そういった状況下では、親の所得が低い家庭の子ども達は、教育に充てられる出費も低くなり、結果的に現状の所得格差を挽回できるような職に就くことが困難になります。それによってそのまた子ども達も所得が低くなり。。。という負のスパイラルが発生します。
 その負のスパイラルを打破するため、私たちがそういった所得が低い世帯の子ども達に対して低廉あるいは無料の何らかの教育的プログラムを提供するべきではないでしょうか。

 以上が、大まかな趣旨です。

 これには、現状の当会のプログラムは、受益者負担のものばかりで、ある程度お子さんにお金を使えるご家庭しか参加が難しいのではないだろうか、という反省も含まれています。

 私たちは、キャンプやイベントや塾や家庭教師を行うために存在するのではなく、様々なプログラムを通して子ども達が様々な価値に触れ、将来の選択肢を広げるために存在しています。

 活動が安定してきた今こそ、その原点に立ち帰らないとなぁ、と思った一日でした。

 それでは、昨日は議論が白熱し、夜中の3時まで話し込んでいたので、今日は早めに就寝します。。。