子どもを「みる」難しさ

 一昨日、18日の土曜日、当会が委託を受けて運営している「ほっとスペース」にいってきました。
 普段は別の職員がコーディネーターをしているのですが、この日は大切な試験があるということで、私が代理に参りました。
 いろいろな理由で学校に行けていない子ども達のための居場所なのですが、この日は土曜日ということで来ている子は少なく、1名しか来ませんでした。
 平穏無事に一日を終え、臨床心理士の相談員、心理学を学んでいる院生らとその日のふりかえりをしたのですが、子どもの行動、表情とそれから思考を推測することは、とても難しいと感じました。

 一人一人、様々な背景を持って子ども達は来ているのですが、ほっとスペースの相談員はそれを受け止め、子ども達の行動の意味を考えながら支援の方向を決め、アクションをとっていました。

 人を「みる」とは、単にどんな行動をしているかを表層的に見るのではない、ということはわかっていたつもりですが、やはりなかなか難しい。

 しかし、誰かに寄り添い、支援していくためには、必要な視点です。

 難しいけど、とても価値ある事業だな、と改めて感じています。(さかがみ)