ボランティア入門講座がありました
昨日、西宮市市民交流センターで高校生向けのボランティア入門講座でお話をしてきました。
全2回で構成されており、1回目は超簡略化するとボランティアって社会に必要とされているし自分もやりたいしできることだよね〜、というような内容だったようで。
2回目の今回は、実際にいろいろ社会に課題を感じて自分でいろいろ取り組んでいる団体がこんなにあるんだよ、というのに触れてもらうのが狙いです。
その中で、僕は前職の経験を生かし、ボランティアにまつわる小咄であるとか、語源、そして兵庫県内でがんばって活動しているいろんな団体のちょっとした紹介をしました。
そこでひとつ、小咄を紹介すると、みなさん「voluntary muscle」ってご存じですか?
voluntaryはボランティアの形容詞、muscleはご存じ筋肉です。
来ていた高校生に訊いたら、助ける筋肉という答えがあったり、で狙い通り!と思うもつかの間、違う子から正答が出てびっくり。
答えは「随意筋」です。自分の意思で動く筋肉のことですね。
これでわかるように、ボランティアとは、「自分の意思でする」というところが根っこの意味です。転じて、進んで社会的に異議のある活動をすることになってきていますが。
ボランティアは、続ければ続けるほど、「あれ、何のためにこれやってるんだっけ?」と意味を見失ってしまうことがあります。そんな時、だれかにこうするように言われたからやる、にすり替わっていくと、もはや単なる無償労働でしょう。
そこには思いも、創造性も存在しません。
根っこに「自分の意思でする」を常に持ったままじゃないと。
ボランティアに関わる自分にそう言い聞かせた日でした。(さかがみ)