自転車愛好家として

 先日案内があった当会初のプログラム
「チャレンジグ・デイズ2008」の中に、
兵庫県自転車縦断プログラム」があります。

文部科学省委託事業 中学生・小学生の冒険プログラム"チャレンジング・デイズ2008"
文部科学省委託事業 中学生・小学生の冒険プログラム"チャレンジング・デイズ2008"公式サイト


私も自転車愛好家として、高校時代は毎日片道30分ほど、
関学高まで自転車で坂を上り登校し、大学時代には毎年
日本各地を自転車で旅行しておりました。
4〜5回の旅で計2,000km以上は走破したと思います。


ちなみに北村家は、5人の家族に対し7台の自転車を有するチャリ一家。
今回私も本プログラムに参加したかったものの、
さすがに1週間出掛ける訳にはいかず断念しました。

そういうことで、この場を借りて自転車旅行の魅力について
幾つか記したいと思います。


これを見て、少しでも本プログラムに興味を持っていただければ幸いです。
但し、あくまで私個人の経験や感想なので、
今回のプログラムとは内容的に違う旨、事前にご了承下さい。


■人の温かさに触れる
先週、阪上が淡路での人との触れ合いについて書いていましたが、
私も淡路一周をした時に、たまたま横に座っていた知らないおじさんに、
頑張っているからというだけで、焼き肉をたらふくご馳走になりました。


淡路は本当いい人ばかりのようですね。
その他にも、東京への道中ではお小遣いをいただいたり、
真っ暗な三重の山中で路頭に迷っているとガレージに布団を敷いて
泊めてくれたり、道行く人が声援を送ってくれたりと、
終始多くの人の温かさに触れることができました。
昨今、事件の多いこの日本もまだまだ捨てたものではありません。


■自然に触れる
観光地の雄大な自然もいいですが、走る中で移りゆく自然もまたいいものです。
進む毎に木種や色合いが変わっていき、普段見ぬ別の一面も楽しめます。
山菜や野苺も取り放題です。
各地に生息する生き物に触れ合えるのもまた一つの魅力です。
ただのノラ猫も一晩寝床を一緒するだけで家族のように感じられます。
その一方、自然の厳しさも体験することでしょう。
照りつける太陽、降りしきる雨、進むのを遮る風。
ちなみに私は、迫り来る台風を背に、
猛スピードで兵庫〜京都間を駆け抜けた経験があります。
もちろん2〜3時間ですぐ追い抜かれましたが。
なお私ののらり旅とは違い、今回のプログラムでは、
ロッククライミング沢登りといった、
全身で自然を感じられる本格的な企画が予定されています。


■タフになれる
水道水で腹を満たしたことはありますか?
パチンコ屋の軒下で、護身棒を片手に一晩を過ごしたことはありますか?
山中、草むらで用をたしたことはありますか?
腕にとまる蚊や蝿が気にならなくなったことはありますか?
座りすぎて、尻の感覚がなくなったことはありますか?
数百キロ走る中で、様々な経験し、体力的にはもちろんのこと、
精神的にもタフになれることは間違いありません。
(今回のプログラムの寝食で上記のような環境におかれることは
もちろんないと思いますが。)


■何よりも完走した時の達成感
そう、何と言っても一番の醍醐味は、完走した時の達成感。
その喜びや感動は、その後の糧となり、
一生涯の宝物となることでしょう。
決してオモチャ屋に売っているものでもなく、
テーマパークで得られるものでもありません。
走った者でしか得ることのできない格別のご褒美。
まぁ20歳以上の方にとっては、その後の一杯の方が、
一番のご褒美となるでしょうが・・・。


上記の他にも、各地の文化に触れられる、
各地の名産が食べられる、無心でいられる時間が持てる、
自分を見つめるきっかけになるなど、
自転車旅行には様々な魅力があります。
私も30歳となり、そろそろまたどこかに出掛けたいなと
最近企んでおります。(きたむら)