垂水の地にて

 本日は、昼から阪上職員とユースステーション垂水の会議に出席した。ユースステーション垂水は、神戸市からの委託事業として、当会が運営を行う中学生や高校生を対象とした居場所である。会議では、1年間の振り返りと共に、来年度の運営やイベント予定について協議した。当初は日々1〜2人ほどの利用者しかいなかった同施設も、約2年が経った今では日々10人以上、年間3〜4千人が利用するようになった。毎年行う垂水区内の学校への広報や、地道な居場所の装飾やイベント実施の努力が実った結果ではないかと思う。
 居場所が目指すのは、中学生や高校生が安心して自由に居られる空間であるとともに、彼ら彼女らが普段できないようなチャレンジができる場となること。ただ「何かしませんか」「自己実現しませんか」という呼びかけだけでは、なかなか行動には結びつきません。ブレーンヒューマニティーでスタッフとして活動する大学生や高校生と同様に、人は仲間や先輩の背中を見たり、少し一歩を踏み出し行動したりする中で生まれる憧れや感動からより大きな事柄に挑戦していくものだと思います。ユースステーション垂水としてできることは、そういった思いが育つような魅力的なプログラムや人といった環境を提供すること。2年前に蒔かれた種は、芽を出し、大きな花を咲かせようとしています。この夏には、中学生や高校生を主体とした居場所開設2周年記念イベントやライブイベントなどを予定しています。ぜひ今後の活動に乞うご期待です。(きたむら)