ボランティアと人材マネージャーの仕事

今日は本のご紹介を。

「会社を変える」人材開発 プロのノウハウと実践 (光文社新書)

いろんな会社でキャリアマネジメントや人事に関わった筆者が、日々の仕事における「人間関係トレーニング（Tグループ）」の意義をわかりやすく解説してくれています。
私自身も大学生のときに、当会の実施事業であり、2000年が第一回だったHCL（ヒューマンコミュニケーションラボラトリー）研修で、まさにこのTグループを3泊4日体験しました。その後にスタッフ等で客観的に研修を見たりすることで、私の中でのコミュニケーションのとりかたやTグループの意味は年々熟成されてきたと思っているのですが、昨年1年、東京の会社で人事や採用の仕事をしていたときは特に、Tグループやっててよかったと何度か思ったものです。その思いを、非常に論理的にわかりやすく説明してくれている本書は、読んだ後に何かが消化された気分になりました。
HCL経験者で既に会社勤めしている人はかなりお薦め、HCLとかTグループってなんか興味あるんだけど何がどうなるのかよくわからないっていう人にもお薦め（一部ネタばれしてしまうかもしれませんが、、）人材系の仕事したい、人材系の仕事してるっていう人にもお薦めです。また、本書で人材マネージャーといわれる役割とか必要なスキルって、ボランティアマネジメントとかなり似ているので、そうした観点で読んでもおもしろいと思います。（たつみ）