私の常識≠社会の常識

 世代や国籍、性別や信条、何かが違ければ共有していない「常識」は世の中にたくさんあります。しかし同じような境遇で同じ時代に育った仲間に囲まれていると、うっかり自分の常識=みんなの常識だと思ってしまう。こういうを視野が狭いと言うのでしょうが、自分の常識を侵害する他者の意見に出会ったとき、それをどう聞くか、どう受け止めるか、その対応の有様でその人間の度量の大きさがわかるのだと思います。しなやかにそして頑固に、多くの声を聴きながら、己の度量を広げていきたいものです。(近藤)