1匹の子羊

 「ある人に100匹の羊がありそのうちの1匹が迷いでたとすれば、99匹を山に残しておいてその迷子の羊を探しに行かないであろうか。もしそれを見つけたなら、迷わないでいる99匹よりも、むしろその1匹のために喜ぶであろう」(マタイによる福音18:12)から始まる有名なたとえ話。小さい者1人が滅びることも神の御心ではないというオチですが、それを実感するような小事件がありました。 寺子屋教室に1人で来たはずの小学生が、予定の時間をはるかに過ぎてもたどり着かないため、スタッフ、保護者、駅員まで巻き込んで捜索が始まりました。携帯電話の普及によって一般の公衆電話の数がぐんと減っているらしく、携帯を持たないその子はなかなか自分のいる状況を伝えられず、捜索は難航。なんだかんだで1時間半後、反対方向の電車に乗り間違えたその子が宝塚駅にいることが発覚し、無事保護されました。ヨカッタ☆(近藤)