12時間連続常務会

 毎週土曜日は常務会の日である。普段は3時間程度で終了するのだが、今日は翌日の午前2時くらいまでかかった。計12時間程度の会議となった。 原因はスキーツアーで起こった骨折事故の報告書である。基本的に事故の報告書はスキーツアーの実行本部とレクリエーション事業部代表が一緒に作っているため、どうしても現場にいれば「当たり前」のようにわかることについて記載がないなど、常務会において不備が指摘されたのだ。確かに、第一次的な証言は当事者から得るしかないのだが、そこに第三者が関与して、聴取を行い、報告書をまとめなければ、当事者にとって「当たり前」のことは、無意識に忘れられてしまう。 そういうわけで、今日の常務会は、第三者である常務理事たちが、事故報告を読みながら一つ一つ疑問を出し合い、確認していく作業となった。誤解を恐れずに言えば、事故が発生する可能性をゼロにすることはできない。しかし、こうした振り返りと検討の作業を通して、事故の発生を限りなくゼロに近づけ、万一事故が発生した際にもその被害を最小限度に押さえることができるのだと思う。 同時に被害に遭われた方やその保護者に対して、事故のプロセスやその後の状況を正確に伝えることは、当然の義務であり、私たちが果たすべき責任であると思う。(のじま)