感動した日

 今日は、神戸垂水よさこいまつりの本まつりの日。朝7時に垂水に集合し、実行委員の準備風景を見学。昨日、前夜祭が行われたマリンピア会場のほかに、今日は垂水小学校とレバンテホールも加わり、垂水一帯がよさこい一色となる。 午前11時頃から祭りが始まり、私も各所お見学する。当日ボランティアには被災地NGO協働センターのスタッフも来てくださり、感謝で一杯であった。 夕方からはメイン会場であるマリンピアにいて、祭りの様子やスタッフの動きなどを見る。メイン会場には観客が大勢いて、満員の状態である。遠巻きに立ち見をする人などもいて、かなりの人数なのだろう。ちなみに主催者発表によると2日間、全会場ののべ観客人数はおよそ4万人とのことであった。 祭りの最後に観客や踊り子さん達が一緒になって踊るという、「総踊り」が行われ、祭りはクライマックスを迎えた。数百人の踊り子がステージで踊る姿は壮観であり、一緒になって踊る学生達の姿をみると、およそ1年間の準備の様子が脳裏によぎり、なんだか少しだけ涙が出てきた。イベントの成功よりも、これに関わった学生一人一人の成長の姿を見ると、感動とともに、彼らを支えてくださった方々への感謝で一杯になる。 特に垂水区の担当職員であった山崎さんは、この企画の最初から、学生を暖かく見守ってくださった。とかく行政との仕事になると、様々な注文がつくものだが、山崎さんは学生を信じてくださり、学生が活躍できる場を陰となって作ってくださった。最近、行政との協働が声高に叫ばれているが、今回の形は、協働の成功事例としても、大いに注目に値するだろう。 それにしても、「学生がこんなことをできるのか」と大勢の人たちに伝えることができたことは、大きな意味がある。同時に、それを見守ってくださっている大人の方々が少しずつ増えてきている事実に新しい動きを感じつつある。 改めて、彼らを支えてくださったすべての方々に心からなる感謝を捧げたい。そして、学生実行委員一人ひとりが、この学びを自分のものとする事を、本当に期待している。(のじま)