蜂の巣発見!!

 今日は心なしか落ち着いた一日のはずだった。蜂の巣が発見されるまでは・・・。 今日の夕方、補習の生徒が、事務所のベランダのすみっこに蜂の巣が作られているのを発見した。まだ、作り始めのようで、5匹くらいの蜂が直径5センチくらいの巣をせっせと作っていた。窓ガラス越しに眺めていると、蜂の仕事ぶりがよくわかった。蜂って働き者なのだなぁ。 まあ、そんなことを感心していても仕方がない。このまま巣が大きくなれば、蜂もたくさん集まり、子どもに被害が出るかも知れない。というわけで、ボランティア数名が決死隊となり、勇猛果敢に蜂の巣を除去することとなった。敵は4,5匹。ボランティアは4,5名。一人一匹必殺で人間が勝利することとなる。 まず彼らが試みたのは、エアガンで巣を狙撃するという現実性の低い方法。なぜ、当会にエアガンがあるのかと言うことは深く考えないとして、ボランティアの一人が巣をねらって引き金を引く。しかし!!音はしたがたまは出ず、二秒ほどでエアガンの充電が切れた。蜂は全く動じず。 次に試みたのは、いぶしだし作戦。巣の真下に蚊取り線香を置き、蜂を追い払ってから、お留守になった巣を取り除くというもの。しかし、これも雨のため、とん挫。 というわけで、虫取り網で巣もろとも蜂を捕らえて、殺虫剤で殺そうとする。難なく、巣と蜂を捕らえたものの、殺虫剤をかけると蜂が興奮して、網の隙間から逃げ出してきた。人間たちも網を捨て、一目散に逃げ出す。うーん、人間はかくも無力なのか。 しかし、これで巣から蜂がいなくなった。というわけで、棒の先に鋸を取り付け、根元から巣を落として壊す。最後は、勧善懲悪。結局、人間が勝利したのであった。 なんだか、長くなってしまったが、挑戦と失敗の繰り返しのなかで人が成長するという一大ドラマを見たような一日であった。(のじま)