くだらない会議

 今日、阪神青少年本部の本部会議があった。これは兵庫県が各地方県民局ごとに設置している組織で青少年活動などを行っているということになっている。どうやら、その会議の構成員にNPOが入るのは、今回が初めてということで、私もわくわくしながら行った。しかし、行ってみて唖然とした。20人くらいの委員が集まっているものの、ほとんどが青少年とはかけ離れたご老人ばかり。若い人が少しいると思えば、県の職員。それぞれ皆さん、子供会だとか、保護司会だとか、いろんな代表のお偉方が集まっている。特に活発な話し合いなどもなく、事務局である県の役人が作った事業計画や予算案をそのまま承認。うーん、これで本当に青少年の立場に立った事業ができるのだろうか。別に、青少年でなければ青少年の立場に立てないと言うわけではないが、少なくとも青少年の声に耳を傾けようとする姿勢は必要だろう。でも、彼らの多くは、自分が育ってきた過程を振り返り、「今の若者は云々」と話す。なんだか、おかしい。社会も、環境も、彼らが育ってきた時代と、現代とでは全く違う。それなのに、同じ基準でしか考えることができない彼らの発想に、行政がやる青少年施策の限界を見た想いがする。(のじま)