お金の話:続き

 まじめな話が続くけれど、今日はとある会議で事業委託経費について話題になったので、そのことから少し。 そもそも「非営利」組織たるもの、「収益」事業なんてするな! なんてことを、真顔で言う人が時々いるらしいのです。 これはかなり乱暴な発想で、少し考えれば、いや、考えなくても分かると思うのだけど、非営利事業を行うにも当然その事業従事者の人件費や、業務を行う事務所や、事務所を回す光熱費なんかが必要です。つまり何かの事業で「収益」をあげないと、そのような見えないコスト、管理運営費は得られないわけです。 NPO活動を活発かつ充実させるためには、片手間ではなく本職としてNPOに従事する人間が必要なのでは??そして身銭を削っての活動からは高品質なサービスは提供できないし、長続きもしないだろうという懸念があります。 「非寄付文化」が定着している現在の日本において、寄付や会費でその管理運営費すべてをまかなうなんて、まったく非現実的。NPOの運営費は寄付でまかなえ!なんて言ってる某有識者の方、それだけの寄付を、NPOにしていただいているのでしょうか?(近藤)