楽しいは創れる

今週末は仕事のため、事務所で作業をしていました。
土曜日は学生も少なく、電話も少ないのでとても仕事が進みます。

そんな土曜日にせかせかと準備を進める学生たちがいました。
デイイベント事業部(日帰りのレクリエーション活動を行う事業部)です。

片岡がデイイベントを語るなんて!!という方もいるかも知れないですが、
2年前は一瞬担当職員を実はしていたりもしていたのです。(実際現場に見学にいこうと2度チャレンジしましたが、2回とも雨で中止になりましたが・・・)

その日は、女の子4人が翌日のために備品をそろえたりしていまいた。
たまたまなのか知れないですが、身長はまったく同じ(推定153センチほど)です。

デイイベントは年間を通して活動をすることになるので、
もしかしたらどのイベントよりもハードでタフなのかもしれません。
1年もあれば、様々な困難にもぶち当たります。
それを困難にも小さい女の子が立ち向かうのだから、あっぱれとしか言いようがありません!

ただ、今日特に印象的だったのが、職員スペースであったこんな会話です。
デイ本部:「今回の名札むっちゃ頑張ったんで見てくださいよー!」
OKTK職員:「今忙しいからあとで!」
デイ本部:「しおりも今回かなりお気に入りで!!!絶対5分後にきてくださいねー」

何気ない会話かもしれないですが、ここにものすごい魅力を感じました。
名札やしおりという通常タスク以外のところにも力を注ぎ、通常やらないといけないこともしっかり出来ている。
これはとても意味のあることじゃないだろうか。

1年間、毎月2回イベントを提供していくと、だらけてしまったり、適当になってしまったりしてしまうこともあるし、
タスクに追われ、自分がやっている意味を見いだせなくなることもあるだろうと思います。
それでもこの子たちは、しっかりと結果にコミットしていることに誇らしく、すごさを感じました。

私が大学の時に聞いた言葉で、感銘を受けた言葉の1つに「楽しいは創れる!」という言葉があります。

この言葉を一番体現出来たのが大学4回生の時。
私は大学を1年浪人して入学したので、大学4年生の時には、高校の同級生などは既に社会人1年目でした。
同い年の人たちとご飯にいくと「仕事しんどいなー」「もうやめよっかな」「サービス残業ばっかりで」とだいたいこんな話が繰り返し行われます。
ただ、久しぶりにあった1名の友人は違いました。
誰よりも仕事を熱心にし、毎日終電。もしくは終電を逃し、満喫で夜を過ごしてから朝に着替えに帰るという生活にもかかわらず、
仕事大変だねと言うと、彼は私にこう言いました。
「まぁ仕事も趣味みたいなもんだからね!」

この瞬間さっきの言葉がすとんと落ちました。

どんなに大変でも、どんなに困難があっても、結局そこで楽しめるのかどうかは自分次第なんだなと。
これからの生活をもっと楽しくするぞ!とする人と、○○のせいで!と環境のせいにして諦める人の違いはそこにあるのかなと思いました。

どちらがいいのかどうかは分からないですが、明らかにデイの子らは前者です。
しっかりと結果を求めつつ、過程を楽しんでいます。
楽したいとか、さぼりたいとか、適当にやる様子もなく、目標に向かって挑戦し続けることの楽しさを肌で実感しているのです。

次の日、事務所にくると
残念ながら雨で中止となったイベントの後処理を
まったくめげる様子もなく、片付けていました。

これから先、BHという過酷な生活の中で、もっともっと楽しんでいってほしいなと思います。
もちろん、中途半端にしか関わっていない人たちには、決して味わうことが出来ない
「達成感」というイベント後の本気の楽しさを、
彼女らはしっかりと味わうことができるだろうと願って。

(片岡)