記憶喪失

当会は11月が年度の始めなので、10月末からこの時期は決算や監査の準備に追われます。そんな中で気になるのが職員の記憶能力の著しい低下です。元々数年前から理事長の物忘れが激しいのは有名で、「それ前言ったでしょ!?」というようなことをほぼ覚えてくれていません。しかし厄介なもので、こちらが忘れてほしいと望むようなことはなぜか明確に覚えているという心の底からありがた迷惑な特殊能力を持ち合わせています。
今年の監査は北村職員が担当をしていますが、北村職員も自ら、最近過去の記憶がまったくないと嘆いています。確かに前日に決算処理の方向性を共有したはずなのに、次の日に同じことを質問され「そんなの決めたっけ?」と言ってしまう始末です。しかし笑うもつかの間、北村職員から「4月のこの出金ってなんだっけ?」と聞かれても、「まったく記憶がありません」という私も、記憶力の劣化を感じます。昔は半年くらい前のことであれば結構記憶は鮮明にあったのですが、記憶が薄れているのではなく、記憶がないという危険な状況です。

最近の職員間の会話のひとコマです。
北村「理事長、この出張請求ですが、日数が違うと思うのですが記憶あります?」
能島「記憶にない。経理処理したのは鶴巻だから鶴巻に聞いて。」
北村「覚えてる?」
鶴巻「すいません、まったく記憶にありません。っていうか実際に行ってるの理事長なんだからあなたしか分からないでしょ!」
能島「記憶ないんだから仕方ないやんけ!」
北村「オッケーお二人了解しましたー。」

何が「オッケー了解」なのかよく分かりませんが、この30秒間に3名の職員人件費を投下して行われた会話において、解決の糸口すら何も生み出されていないのが悲しくなります。皆でシナプスを大事にしたいところです。(鶴巻)