息子の好きな肉

「にく」「ニク」「肉」「肉ちゃん」。
夕飯時に嬉しそうに歌う長男。
野菜好きで、肉があまり好きじゃないはずだが。
牛、豚、鳥、何か気に入った物ができたのだろうか、、。


さて、昨日今日と、当会OBOGたちと千刈キャンプで過ごしてきました。GWでのキャンプも、今年で3年目。参加者は、大人17名に乳幼児7名と、かなりファミリーなキャンプになってきました。東京や愛媛からも毎年参加があります。一昨年前には、妊婦が予定日近くに参加し、ファイヤーを渋々諦め、夕方に帰って行きましたが、復路でそのまま病院直行し出産するという一幕もありました。「千刈」にちなんだ名前になるかと思いきや、それとは異なる可愛らしい名前を授けられ、2年越しに本日この地に戻って来ることとなりました。
昨日は昼過ぎに集合し、のんびりと「カレーづくり」「キャンプファイヤー」「懇親会」。今日は朝からフリータイムとし、旧友とまったりした時間を過ごすことができました。メンバーも30歳前後が主となり、子ども中心のプログラムとなりました。恒例の自炊やファイヤーは、年々子どもたちも慣れてきて、積極的に関わり、自ら楽しむようになりました。
毎年フリータイムには、大判の画用紙に「ボディペイント」をしています。ハケやローラーはじめ、手や足などを使い、思い思いのペインティングを行います。今年は新規プログラムとして、それらに加え「基地づくり」「長糸電話」も用意。糸電話は、某テレビ番組で最近やっていたものを見て真似することに。番組では、少年が「近所の友人宅まで糸電話を繋げ話したい」ということで、電線やマンションなどを越えながら、糸を通していました。千刈でも、キャンビンからアウターは厳しいものの、せめてキャビン間に通して話そうと企てたのですが、子どもが別の遊びに夢中で、実施を断念することとなりました。代わりに大人たちが糸を伸ばしたり、分岐したりして、無邪気に遊ぶ姿が見られました。また基地づくりは、ダンボールや布、ブルーシートなどを車に入るだけ持ってきて、子どもたちが好きなように組み立たり、絵を描いたりして遊んでいました。普段は既製の玩具で遊ぶことが多い彼らですが、やはり豊かな自然の中、様々な素材を使い、子どもたちが創造性を働かせ、好き勝手に遊ぶ姿は、見てる側としても気持ちいいものがあります。そんな調子で、1泊2日のキャンプはあっという間に終了することとなりました。
さて今回、息子が気に入った肉は、カレーの肉でも、食堂の肉でもありません。何やら、キャンプ中にメンバーとふざけ合っている時に、理事長のことを「肉ちゃん」と言い出し、それをとても気に入ってしまったようです。確かな心持ち「膨よかな体つき」の理事長ですが、「肉ちゃん」とは、他の者は口が裂けても言えないでしょう。子どもならではの「無垢さ」と「残酷さ」です。息子と理事長は、もう4年近くのお付き合いで、いつも本当によくしてもらっている一方、未だに息子は心を開ききっていません。ただ本人の前になるとほぼ喋らないものの、家の会話で出てくる登場人物では1、2を争う存在で、かなりお気に入りなのだとは親として感じています。もっと素直に表現ができればいいのですが。
今月中旬には、当会新入生を迎える「フレッシャーズキャンプ」が予定されています。私と息子も昨年に続き参加予定です。今年こそは、理事長と会った瞬間、「肉ちゃん」と笑顔で呼びかけられることを親としては祈っています。ただ、周りの学生たちが凍りつくのはほぼ間違いないでしょうが、、。(きたむら)