新入社員と「習慣」という武器

4月になり街を歩いていると、新入社員らしき若い人が一生懸命な表情を浮かべて走っていたり、携帯電話片手にあたふたしていたりするのを見かけます。きっと緊張の連続だと思いますが、身体に気遣いながらも食らいついていってほしいなと思ったりします。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、社会人も1年目の働き方がずっと土台となって続いていくなと感じています。前職ではブラザー制度があり、先輩社員が1年間OJTをしてくださるというありがたい環境でした。その先輩から教わったことはたくさんありますが、特に印象に残っているのが下記のようなことです。
・時間を守れない奴は一生人の信頼を得ることができない。
・仕事は絶対に定時で終わらせること。残業代は会社の利益を圧迫させる。残業をして「俺がんばってるな」と浸るな。
・メールや電話のレスポンスはできる限り即行うこと。
・本を読む習慣をつけること。
などです。上記のことが仕事をしていく上で本当に正しい価値観なのかは人それぞれだと思うのですが、少なくとも私は先輩のおかげで仕事の「型」を覚え(まだまだ完璧とはほど遠いですが)、今でもちょっと気を抜いて仕事をしていると、「だらだら仕事してんじゃねー。」と先輩が頭の中に登場します。また本も学生時代までほぼ読んでいなかったのですが、今では鞄に本が入っていないとそわそわするくらいになりました。もう完全に「習慣」となっています。プラスの習慣の力は強烈です。そして、マイナスの習慣は残酷です。BHに学生が関わっているときに身につくスキルは、パソコンスキルなどだけではないと思っています。1つ1つの物の考え方、プラスの行動が「習慣」として身についていく関わりをしていきたいと常々思います。非常に難しいですが・・・。(鶴巻)