ボランティア休学制度の導入に向けて

3月25日から4月1日まで当法人が企画している「中高生マレーシア植林ワークキャンプ」の引率として、マレーシア・ボルネオ島の山奥の村に滞在していたため、ブログの更新が滞っていました。申し訳ありません。この1週間はほとんど日本からの情報が途絶えており、「ボランティア休学制度」(「ボランティア休学制度」については、こちらのブログ記事をご覧下さい。)についてもどのように進捗しているのかよくわからない状態でした。昨日、山奥から州都であるコタキナバルに戻り、情報が少しだけ入るようになったのですが、驚くべき事に文部科学省がそのような通知を発出する方向であるとの報道がなされていました。
朝日新聞「震災ボランティアの単位認定、全大学に要請へ 文科省」
この記事ではボランティア休学制度だけでなく、ボランティア活動の単位認定なども各大学に要請すると書かれています。今回のスピーディーな文部科学省の対応が私たちの呼びかけによるものは否かは定かではありませんが、「ボランティア休学制度」の導入に向けて大きく前進したといえるでしょう。私たちの要望を真摯に受け止めてくださった文科省の皆さま、文科省に提案の申し入れをしてくださった民主党渡辺周衆議院議員、井戸まさえ衆議院議員、提案に向けた企画書を作成いただいた株式会社出藍社の松崎光弘さん、そしてこのブログやTwitterの記事により様々なところでご支援、ご協力をいただいた数多くの皆さまのおかげだと深く感謝いたします。
ただ、ボランティア休学制度の導入は最終的に各大学が判断することになります。今回の文部科学省の通知はまだ各大学がボランティア休学制度を導入するための障壁の一つを取り除いたものでしかありません。今後は皆さまのご協力、特に大学関係者や学生のみなさんのご協力により、各大学に要望や働きかけをしていくことが重要になります。下記から「ボランティア休学制度」の提案書をダウンロードできますので、それをご活用いただき、それぞれが関係する大学に働きかけをしていただけませんか
被災地の中期的な復興のためには大学生ボランティアの力が不可欠です。そのためにも各地で皆さんがアクションを起こしていただくことが必要です。どうか、皆さんのご協力を切にお願いします。

「ボランティア休学制度」提案書(PowerPoint 430KB)
この提案書は株式会社出藍社の松崎光弘さんに作成いただきました。