新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆さまのご厚情をたまわり、深く御礼申し上げます。
本年も変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。


昨年は皆さまのご支援のもと、大きな事故などもなく無事に1年を終えることができました。昨年から始まった子どもの貧困プロジェクトでは150万円近くの募金、ご寄付をいただき、これまで当会が手を付けることができていなかったより深刻な社会課題にアプローチできるようになりました。また、昨年2月にはNPO法人み・らいずと共同出資により株式会社YEVISを設立し、障害のある子ども達への支援を展開することとなりました。
昨年、当法人が定めた第3次中長期ビジョン"Vision2015"では、2015年までの当法人の運営の大きな方針として、次の3つの軸を定めました。
(1)原点への回帰とミッションの再確認 (2)限られた子どもからすべての子どもへ (3)非日常から日常への展開
そのなかでも、「限られた子どもからすべての子どもへ」というキーワードは、私たちの社会的な価値を考える上で非常に重要な指針であると考えています。これまで私たちはキャンプ等の野外活動や学習支援活動を通して多くの子ども達の成長に関わってきました。しかし、その一方で、私たちのサービスを提供することができていない子ども達が数多く存在することに気づきました。先に述べた貧困状態にある子どもや障害のある子どももその一部です。
これから私たちは単に自分たちの組織の成功や成長を目指すだけではなく、社会全体をよりよい方向に転換していくための働きをしていかなければならないと強く感じています。おそらく2011年はそれに向けた新しい展開の始まりになるのではないかと思っています。
これまで以上に、より多くの方々のご支援をいただきながら、この小さな働きをより大きなものにしていければと思っています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
そして、この1年が皆さまにとりましても、すばらしいものとなりますことを心からお祈り申し上げます。

理事長 能島 裕介