子どもの貧困フォーラム開催!
当法人では現在、子どもの貧困撲滅プロジェクト"Chance for Children"を推進していますが、それにともなって子どもの貧困についてより理解を深めるため、下記の通りフォーラムを開催することとなりました。
子どもの貧困の現場を数多く取材されている新聞記者、高校の教育現場において子どもの貧困と実際に向き合っている高校の教員など実務家、専門家の方々にお越し頂き、子どもの貧困の実際について深く学ぶとともに、その解決に向けたヒントを分かち合えればと思っています。
皆さまのご参加を心からお待ちしています。
子どもの貧困フォーラム〜貧困と教育格差〜のご案内
NPO法人BrainHumanityでは、今月から子どもの貧困解消を目指して、子どもの貧困プロジェクト"Chance for Children"を発足させ、生活保護世帯の子どもたちに対する学校外教育支援の取り組みを開始しました。
子どもの貧困と言えば、とかく海外のことととらえられがちですが、経済開発協力機構(OECD)の調査によれば、我が国の子どもの貧困率は13.7%とされ、およそ7人の1人の子どもが貧困状態にあるとされています。
その結果として、子ども達の教育格差、学力格差もより顕著なものになっています。
たとえば、
- 経済的事情で塾に通えず学力が不十分なため進学できない
- 積立金が払えず修学旅行に参加できない
- 健康保険に入っていないため、学校の保健室で治療を受ける
- 一日の主たる栄養源が給食のみであるため、長期休暇時には体重が減る
など子どもの貧困に関する事例が数多く報告されています。
私たちは、こういった子どもの貧困のなかでも、子どもの貧困と学校外教育の関係に着目し、貧困世帯の子どもが塾や予備校、キャンプなどの野外活動などに参加できる環境を整備しようとしています。
それにともない、子どもの貧困についてより理解を深めるため、下記の通りフォーラムを開催することとなりました。
皆さまのご参加を心からお待ちしています。
■日時
2009年12月13日(日) 12:30〜15:00
開場 12:00 開演 12:30
■場所
関西学院大学大阪梅田キャンパス 1405教室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
阪急梅田駅茶屋町口下車 徒歩5分
■内容
○第1部(12:30〜13:40)
基調講演
「子どもの貧困とは?〜その実態とイギリスの取り組み〜」
中塚久美子さん(朝日新聞記者)
○第2部
パネルディスカッション(13:50〜15:00)
「現場から考える〜格差とその解決のために〜」
・コーディネーター
武井 敦史さん(兵庫教育大学大学院准教授)
・パネリスト
中塚 久美子さん(朝日新聞記者)
首藤 広道さん(大阪府立高校教諭)
■申し込み方法
電子メールで下記の事項を記入しお申込ください。
送信先:cfc-forum@brainhumanity.or.jp
件名:フォーラム参加希望
本文:(1)氏名 (2)メールアドレス
■定員
80名
※定員になり次第、お申込を締め切りますので、お早めにお申し込み下さい。
■主催
特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー
子どもの貧困撲滅プロジェクト"Chance for Children"
〒662-0832 兵庫県西宮市甲風園1-3-12 カミヤビル3階
tel 0798-63-4442 fax: 0798-63-5551
"Chance for Children"では子ども達を支える寄付、会費も募集しています。
下記サイトからお申込可能ですので、是非、ご協力下さい。子どもの貧困撲滅プロジェクト"Chance for Children"公式ブログ
(携帯電話からはこちらのブログをご覧下さい)
講師の中塚久美子さんも執筆されておられる『子どもの貧困白書』数多くの執筆者がそれぞれの視点から子どもの貧困について論じています。
- 作者: 湯澤直美,中西新太郎,浅井春夫,平湯真人,阿部彩,松本伊智朗,岩川直樹,水島宏明,小西祐馬,山野良一
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2009/08/26
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