パキスタン地震救援街頭募金

街頭募金の様子

今日は、午後から神戸元町で10月8日に発生したパキスタン地震救援のための街頭募金を実施した。発案は当会の巴山雄史副理事長。あいにくの空模様だったが、20名ほどの学生達が集まり、みんな熱心に声を張り上げ、募金を行った。当初は5時まで行う予定だったのだが、途中、雨足が強まり、継続が困難な状況になったので、4時前に打ちきりとなった。たった4時間ほどの募金だったが、およそ5万円ほどの寄付を集めることができた。この募金は、特定非営利活動法人CODE海外災害援助市民センター及び特定非営利活動法人JENを通じて、パキスタンの被災者支援のために用いられる。
阪神・淡路大震災でボランタリーな活動を展開してきた当会にとって、国内外の災害は決して他人事ではなく、こうした募金活動のような後方支援の取組が、学生達の発案により行われていることは非常に心強いと思う。
先日、当会に取材にきた某放送局のディレクターは、パキスタンの支援について、現地に入りたくはないのかと聞いてきたが、自分たちの特性や能力をわきまえながら、他のNGOなどと協力して、後方支援の活動を行うことが、非常に大切だと思う。とかく、災害支援となると現地での活動を思い浮かべるが、現地で活動を行うためには、それだけの経験や訓練を重ねるとともに、それが実行可能となるような資金的な裏付けが必要であることはいうまでもない。確かに、国内での募金活動などの後方支援活動は、現地での活動に比べると目立たず、華やかではないが、現地での活動と同じだけの重みや価値があると思う。
そういう思考力を判断力を持った当会の学生達を、私は誇らしく思っている。(のじま)