あの日から10年

(言い訳とお詫び) これまで「今日の事務局」をお休みしておりましたことを謹んでお詫び致します。これまで、当法人では専従職員2名体制で、事務処理を行っておりましたが、2004年4月に採用予定であった新規職員が事情のため、1年間雇用開始が延期されたため、2004年は専従職員は私一人で、なかなか今日の事務局まで、手が回りませんでした。本当に申し訳ありません。特に兵庫県庁のWさん、いつもごらんいただいているのに、更新されておらず、本当にごめんなさい。これからは、きっちりと更新するようにいたします。(本文) 今日は、あの日からちょうど10年。兵庫県が実施するメモリアルウォークの出発式で炊き出しを行うことになっていたため、5時46分は、移動中の車の中で迎えた。ここ数年、いつもあの時間は車の中で迎えている。NHKラジオが、5時46分の到来を告げる。運転をしながら、この10年のいろいろな出来事が脳裏に浮かぶ。おそらく震災がなければ、いまのような仕事はしていなかっただろう。 そんなことを考えているうちに、西宮市役所に到着。4年前から当会では、西宮と芦屋の2ヶ所の出発式会場で、ココアなどの炊き出しをしている。試験中にもかかわらず、総勢20名を超える学生ボランティアが手伝いに来てくれている。 西宮の準備も整ったのを確認し、芦屋へ向かう。芦屋でも順調に準備が行われていた。そして、これまた当会が実施を行うことになっている人と防災未来センターでのボランティアとNPOの展示の最終確認のため、HAT神戸へ急ぐ。この展示では宝塚NPOセンターや色とこころのネットワークなどのご協力により、15団体の活動が紹介されている。展示も、なんとかそれなりの見栄えに仕上がっている。 午前10時過ぎにはNHKが生中継するというので、そのインタビューに答える。その後、追悼式典に出席。それから、日経新聞の取材を受ける。 午後から天皇・皇后両陛下とのご面会のため、ひょうごボランタリープラザに向かう。一緒にご面会する学生ボランティアらと打ち合わせを行いつつ、両陛下がお越しになるのを待つ。周りでは、警察がものものしく警備し、スーツ姿の役人たちが、慌ただしく行き交いしている。 そして、両陛下とご面会。昨年から実施している学生の災害救援活動についてのご説明をし、両陛下からご質問を受ける。ご面会までは、非常に緊張していたが、柔らかな両陛下の表情や口調に、その緊張はすっとなくなる。 その後、事務所に戻り、残務処理。今週はシンポジウムや講演などでずっとどたばたしている。(のじま)