西宮NPOサミット本番

 今日は、私が代表を務める西宮NPO連絡協議会が西宮市の委託を受けて実施する「西宮NPOサミット」の本番。サミット自体は2部構成で第1部は社会福祉法人大阪ボランティア協会の早瀬昇事務局長の講演、そして第2部はNPOや行政関係者などによるパネルディスカッションであった。 会場は200人のキャパがあるのだが、当初、来場者が少ないのではないかと不安があった。しかし、開演時刻になるにしたがって、客席はほぼ満席状態。開演後も、途中から来場される方もあり、急遽、椅子を増設するほどの状況だった。 講演の内容は「NPOと行政の協働」に関するものであったが、早瀬さん持ち前の軽妙なトークで、非常にわかりやすかった。第2部のパネルディスカッションも、行政、NPOそれぞれの関係者が、それぞれの状況や背景を忌憚なく話し、相互の距離は少し縮まったような気がした。 サミット終了後、懇親会も開かれたが、相互の顔合わせのみならず、いろいろと深い話もでき、有意義であったように思う。 ここ数年、行政との協働が叫ばれ、私もその現場に関連することも多いが、やはり「行政とNPOとの協働」の大前提として、そのためには「相互の関係性の構築」が必要であり、そのためには「相互の一定の信頼感(ラポール)の醸成」が必要なのではないかと思っている。 協働が進まない背景には、「協働についての理解がない」とか、「協働の必要性をわかっていない」といった知識としての問題よりも、「相手のことをよく知らない」とか「相手が信用できない」といったような関係性の問題も方が、大きいような気がしなくもない。 今日のサミットや懇親会、またその後の継続的な関わりあいが、やがて協働につながっていくのではないかと期待している。(のじま)