新年の挨拶に代えて

 昨年オープンしたひょうごボランタリープラザの機関紙「Collaboration」より新年の抱負を求められ、原稿を書いたので、それをもって、新年のご挨拶としたい。 なんだか、今年も敵が増えそうな予感がするのだが・・・。(以下転載)==============================「新しい年を迎えて」 HVP機関紙Collaborationに寄せて 新しい年が来ると、よく抱負は?と聞かれて、非常に困ることがある。1年は1日の積み重ねに過ぎず、新年も大昔に誰かが決めた区切りを超えたに過ぎない。ここ数年、NPOを巡る状況は急速に変化しているし、私たちの団体の状況も刻一刻と移り変わっている。そこには盆も正月もない。ただあるのは、粛々と進みゆく時間とそれにともない変わりゆく社会だけだ。 そういうわけで、今年の抱負は特にない。ただ、来るべきNPO淘汰の時代に向けて、組織の経営、執行の両面においてさらなる強化を行うとともに、柔軟で戦略的な事業開発と事業撤退を促進し、社会に対して、より有効で有益なサービスを提供していきたい。 そろそろNPOと名乗るだけでは、目新しさも、信頼性もない時代になる。「NPOだから」というのではなく、その組織が何を目指し、何をしているのかが問われるようになる。そんな時代に向けて、私たちもプラザも、より高い水準へ自らを切磋していくことが求められている。 無分別な信頼から、市民による選別へ。NPOにとって厳しい1年になることを願っている。==============================(転載以上)今年1年も、去年同様よろしくお願いします。(のじま)