人を評価するということ

 当会では、今年度から10月末に年度が終了し、11月1日から新年度が始まるようになります。そのため、来年度の理事などの役員を選任するため、理事選考委員会という委員会が設置され、理事候補の選考を行っています。 もっとも、人を評価して、選考する作業というのはなかなか難しいことです。当然、人が人を評価する訳ですから、必ずしも完璧なものではなく、他者には気づかないような能力があったり、さまざまな先入観があったりします。 ただ、理事を選ぶという行為は、人の優劣を決するのではなく、適性を判断することでもあります。野球のポジションがそれぞれの選手の特性によって決まるように、理事も組織のなかの一つのポジションです。 一般の企業では、課長になり、部長になり、取締役になり、社長になるということが、レベルアップであると考えられています。当会では、そのような発想ではなく、すべての役職はポジションだと考えています。優劣ではなく、適性で決める。その発想が、組織の限られたリソースを最大化するのだと信じています。(のじま)