ワークキャンプ報告会&不登校講演会

 今日は、西宮市大学交流センターで、夏に行われた2つのワークキャンプの報告会と不登校の子どもを持つ保護者のための講演会のあわせて3本の企画が実施されました。 私は、夏にフィリピンワークキャンプに引率として参加したということもあり、その報告会を中心に参加しました。報告会の中で行われたパネルディスカッションのコーディネーターを務めましたが、高校生の成長ぶりに圧倒されました。特に高校生の持つ潜在的な可能性の大きさや感受性の高さは、事業の効果を非常に引き出しているように感じられました。 高校生が書いた感想文にこんな一節があります。「独りになれる強さ、周りに気を配れる優しさ、それらを内に持ち続けている、そんな自分であれ。」 フィリピンという、いままで生きてきた世界とは異なった世界を知ることは、同時に自分自身の内面を見つめ直す機会でもあります。そんななかで、彼ら一人一人が、自分自身の弱さや内面に秘めた優しさを知ることができたのであれば、これほどうれしいことはありません。 そんな高校生の成長を見ながら、大学生のボランティアや私たち自身も大きな刺激を受けています。それは、彼らがフィリピンにおいて、ボランティアの相互性、つまりボランティアの労働が一方向のものではなく、相互の受容と共感による相互作用であることを気づいたように、彼らへの機会提供者である私たちも、彼らから多くのことを学ばせてもらっていることを実感しているのです。それは、相互の学びであり、相互の成長の機会として、当会のミッションと深く合致するものだと思っています。 高校生のみなさん、スタッフのみんな、ほんとにお疲れ様でした。成長の機会を与えてくれて、本当にありがとう。(のじま)