経営と執行の分離というのは・・・

 一昔前の企業経営の本ではしきりに経営と執行の分離が叫ばれていました。ソニーなどの先進的な企業では、取締役の数を削減し、経営に専念させるとともに、執行役員やCEOといった役職を設置し、執行を行わせるような組織体制を整えました。いまでは、多くの企業が実践しています。同時に、ガバナンスやらコンプライアンスやら、小難しいカタカナ用語が普及しました。 企業から遅れること数年。当会でも、今年、制定された中長期ビジョンにしたがい、ささやかながら経営と執行の分離が行われようとしています。まずは第一弾として、理事会の内部に経営戦略の立案を担当する経営戦略会議と日常の業務執行を行う常務会を設置しました。 これまで、現場系の理事が多いせいか、常務理事の会議では、ひたすら現場の些末な議論に終始しており、中長期的な戦略について考える場は限られていました。 今後、中長期的な視野を持ちながら、戦略的な事業展開を行っていきたいと考えています。さらなるBHの躍進にご期待のほどを。(のじま)