感動と感謝

 今日、高校生フィリピンワークキャンプのスタッフから感動する話を聞いた。実は、フィリピンで起こったパスポート置忘れによる被害を軽減するため、参加者の保護者の方々が、自発的に寄付をしようという話が出ているそうだ。 今回の件は、完全にこちらの不手際であり、弁解の余地もなく、それによって生じた損害は、こちらが負担するのが当然であり、私たちもそのように考えていた。 にもかかわらず、何名かの保護者の方々が、自発的に寄付をしてくださるというのである。今回は、明らかにこちらのミスであって、自発的なものとはいえ、ご負担をおかけするのは、非常に心苦しい限りである。 ただ、保護者の方々に、そのようなお気持ちを持っていただけるような関係が作られたことは、スタッフ一人一人の努力や思いが通じたのだろうと思う。 今回の一件で私たちを支え、助けてくださっているすべての方々に心から感謝をささげたい。(のじま)