NPOと行政の協働について

 今日、阪神北県民局から依頼のあったアンケートの記入を行った。NPOと行政の協働のためのアンケートということで、それなりの分量があり、かなり内容的にも深いものだった。 ただ、少し気になったのは、行政によるNPOへの支援策についてかなり重点を置いていたことである。最近、行政との協働という言葉が頻繁に用いられているが、世古和穂がいうようにそれは対等の関係に基づくものであり、一方的な支援を意味するものではない。NPOの側も「協働」といいつつも、一方的な支援を要求する場合もあり、同じように行政がトレンドに任せて「協働」となのりつつ、一方的な支援策を講じることもある。NPOとしては、その場ではありがたいのかもしれないが、納税者である市民からみれば、NPOを支援することにより、行政が行う施策よりもより高い効果が求められるであろう。そんなことを考える初秋の一日であった。(のじま)