フリマ!!

 世の中にフリーマーケットなるものがあるとは知っていたが、いままで行ったことはなかった。ところが、今日、高校生フィリピンワークキャンプのメンバーらが尼崎でフリマをするというので、付き添いで参加することとなった。今回のワークキャンプで必要な現地のNGOに対する寄付(建築資材費となる)を調達するための、ファンドレイジングフリマである。 今日はほんとに快晴で、厳しい日差しのなか朝からスタッフや参加者たちは準備をしている。まだ準備中だというのに、朝からおばちゃんたちが店に押し寄せ、いろいろと買い物をしている。フリマにおいては、値段はあってないようなもので、大阪のおばちゃんたちの激しい値切り攻撃に高校生はたじろぎながらも奮戦する。もっとも、百戦錬磨のおばちゃんたちにいたいけな高校生がかなうわけもなく、政府の経済対策を否定するかのごとくに、デフレは続いている。 一方、近くの駅では、別働隊が募金活動。暑いなか、汗を流しながら、必死に絶叫している。普段は駅などの街頭募金で絶叫している人たちをみると、どこか引いてしまい、冷ややかな目で見てしなうのだが、自分たちの思いを伝えようとする行為は、どうしても熱くなってしまう。そんな高校生の姿を見ながら、すこしだけ、私も心を動かされる。 今日は資金調達という目的を持ちながらフリマや募金活動をしていたが、そのなかで高校生やスタッフたちが今回のワークキャンプに向けて思いを高めていることを知った。ワークキャンプの実施にあたっては、大勢の方々に支えられていることことは、概念的には理解していても、なかなか実感としてとらえられないことがある。でも、今日のフリマや募金において、実際に募金してくれる方々、商品を購入してくれる方々と接して、そのことを実感できたように思う。 ちなみに、今日の売上と募金の総額は10万8千円であった。大勢の方々の期待と励ましを強く思う。(のじま)